BLWは赤ちゃん主導の離乳として、赤ちゃんが家族と一緒に食卓を囲み、自身で食べ物を探求し、楽しみながら食との良好な関係性を育んでいくイギリス発祥の離乳方法です。
この記事は娘のビンちゃんが食べているメニューをご紹介しています(^^)
今回の記事にはBLWのリアルを記録するため、食べ残しの写真を載せています。苦手な方は閲覧にご注意ください。
本日のメニュー
朝食(AM8:10)
1.主食
・クロワッサン
2.主菜
・豚肉
・ゆで卵
・とうふ
3.副菜
・なす
・ピーマン
4.汁物
・野菜の煮汁
5.果物
・キウイ
昼食(PM12:40)
1.主食
・ごはん
2.主菜
・鮭
3.副菜
・ブロッコリー
・にんじん
・じゃがいも
・玉ねぎ
4.汁物
・シチュー※水で10倍程度薄めて提供
5.果物
・キウイ
食べてる感を出してくる2ヵ月目
BLWをはじめて1ヵ月過ぎまでは手を付けない食材があったり、テーブルに直接食材を置いていたので掴もうとして床に滑り落ちることが多かった。インジェニュイティの椅子から、大和屋の椅子に変更し、テーブルが広くなったのでテーブルに吸盤でくっつくタイプの食器に変更。40日目ごろに突発性湿疹となり、回復してからは小さい食材も指先でつかむことが増え、口に運べることが増えた。
見る(認識する)→掴む→口に運ぶ→咀嚼する→飲み込むを完遂するのはハードルが高い
食べるという行為を細分化すると、目の前の食事を「見る」、食材を認識し、手を操作して「掴む」、掴んだものを口に「運ぶ」、口に運びながら「咀嚼する」、咀嚼と言っても歯がないので歯茎と舌ですり潰しながら食べ物を小さくしていき、タイミングを計って飲み込む。いくつもの工程をクリアしていかないといけない「食事」は赤ちゃんにとって大きなハードルであることは間違いない。そして、すべての工程の前提に「興味」が必要であり、興味を持って目の前にある物をつかもうとするので、さらにハードルは上がっていく。
食材が柔らかすぎると握りつぶしてしまう。咀嚼する力と食材の固さが一致しないと、口から出る。初期は小さくても、大きすぎてもつかめない。まさにフィンガーフードがちょうどよいことが実践してわかった。咳き込み反射と嘔吐反射のおかげで、日々喉詰まりの危険を見事に回避している。
BLWを開始して約2ヵ月、テーブルやお皿にのったものは食べられると認識し始めたのか、椅子に座ったらすぐに食べ物へ手を伸ばすようになった。いちょう切りや輪切りの食材も掴めるようになり、口に運べる頻度、量も以前より増えている。そう、ここまでの工程は確実に成長しており、上記の写真のように皿から食べ物が姿を消している。夫と「食べられる量増えたよね。」と喜んだりもしていた。
ただ、本当に食べられているのか?
床に落ちたもの、エプロンのポケットに入ったもの、服についたものを拾ってみた。
クロワッサンは写真以上に食べ残しがあり、食べたのは1/3程度。ピーマンもポケットに入っていたのを後から発見。なすびは7割程度、キウイは1個分は食べれているだろうか。肉はしゃぶってはいたが、小さく噛みちぎるのはまだ難しい。ゆで卵は白身は変わりない姿、黄身は散らばっているのでわかりにくいが、一口程度たべたかな。好きな豆腐も回収すると意外と残っていた。
食べている途中はお皿から食べ物が姿を消し、ビンちゃんも口まで食材を運んでいるので食べているように見えていたが、実際には全体の7~8割程度は残っている。まさに「食べている感」であって実際は意外と残っていることも多いBLW。もちろん、その時々での異なり、もっと食べられているときもある。
「BLW 食べない 大丈夫」で検索したことがある人も多いのではないか。私もそのうちの一人。完全母乳のため、どの程度栄養が摂れているかもわからないので、何度か心配の波がくる。ちなみに健診では突発性湿疹の後だったこともあり1ヵ月前よりやや体重が減っていたのも波が高くなった要因。体重の伸びも以前より緩やかになる時期であるため、判断が難しいところ。ただ、日々機嫌よく過ごしているので、今はまた体重測定し成長を見ていくことにしようと思い、いまは波も凪ている。
食べさせるではなく、赤ちゃんが自ら食べるBLW、「食べない」から「食べている感」へと変化していき、「完食」に向かって成長していく過程を見れるのは醍醐味の一つなのかもしれない。これかも心配の高波を受けながらも、一緒にごはんの時間を楽しく過ごしていくことには変わらないので、とにかく継続していこうと思う。
おわり
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